| ■リュト・アンホフさんの絵本 |
Ruth Imhoff 1942- スイスのリースタール生まれ。スイスのバーゼルにある応用芸術の学校を卒業後、ウインドウ・ドレッサーとして、スイス、デンマーク、イギリスで活躍する。スイスに戻り、広告代理店のCM制作やアートディレクターを経て、ギリシャ、トルコ、南米へとナガイ旅行に出る。これらの経験を生かして、絵本作家となる。(※)現在は南仏に住み、絵本作りや、子どもの本の評論に携わっている。(※『ちいさなくも』出版当時に書かれていたものです) 他の邦訳作品には、『マリア 聖書に見る女性たち』(新教出版社、1988、ルート・イムホフと表記)がある。 (『ちいさなくも』BL出版 品切れ 表紙カバー見返し 著者紹介 より) |
| 『ちいさなくも』 |
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『ちいさなくも』 さく ジャン ルイ・シュバリエ ボゼ え リュト・アンホフ やく いしかわはるこ/まさきるりこ ブック・ローン出版(BL出版) 昭和58年 品切れ
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忙しいかぜにも相手にしてもらえず、ひとりぼっちでなくばかりの、ちいさなしろいくも。 ある日、ふと手の空いたかぜが、ちいさなしろいくもに話しかけて・・・。
テキストにもこだわった、おおらかで温かな物語と、澄んだ色彩のグラデーションの美しい絵の世界が、雨上がりの虹のように、さわやかに心にやきつく絵本。
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むかし ひろいあおい そらに
ちいさな しろいくもが いました。
くもは
ひとりぼっちで
さびしくて
かなしくなって なきました。 ・・・
たったひとりの知り合いのかぜにも、いそがしくてかまってもらえなかったちいさなくもは、ただなくばかり。 そんなある日、かぜがくもに話しかけました。 「きょうはなにもすることがない。 なにかおまえのために おもしろいことをしてあげようか」 ・・・
深く澄んだ青緑色、紫色、赤紫色の、繊細なグラデーションが華やかなイラストと、レイアウトにもフォントにもこだわったながれるようなテキストが、美しいハーモニーを奏でる絵本。 ふっくらとして、軽やかなタッチの、透明感あふれるイラストは、とてもフランス的、ヨーロッパ的な洗練された雰囲気。豊かな表情やしぐさも、見慣れた日本の絵本とは一味違う感じで、新鮮な読み心地。 美しい涙の雨をこぼす、ひとりぼっちのちいさなくもの、素直で甘えん坊のこどものような、あどけない愛らしさもほほえましいですが、一見肝っ玉かあちゃんのような(?)つっけんどんなかぜの、包み込むようなやさしさが、ほんのり幸せな読後感をもたらしてくれました。 空の仲間であるくもとかぜの関係、それらを見つめる作者のまなざしが、とてもあたたかく、美しい絵本。
原題は、『LE PETIT NUAGE』 (c)1979 Editions Magnad
テキストの作者、ジャン ルイ・シュバリエ ボゼ Jean-Louis Chevalier-Boser さんは、 1923年フランスのアンジュ生まれ。パリ国立音楽学校、パリ音楽師範学校で声楽を勉強し、ソロ歌手として多くのコンサートに出演。また、彫刻の分野でも才能を発揮し、多数の作品を発表している。さらに、東洋、西洋の文字の表現法や発音法について研究した。これら多方面での経験をいかし、子どもの本の世界に入る。子どもの本を芸術としてとらえ、特に"ちいさなくも"では、詩的な物語を創作し、リズミカルな文字のレイアウトも試みている。現在はパリ在住。 (『ちいさなくも』出版当時に書かれていたものです) とあります。 (『ちいさなくも』BL出版 品切れ 表紙カバー見返し 著者紹介 より)
リュト・アンホフさんの他の邦訳作品『マリア』の蔵書が、近くの図書館にもなく、いまだ未読です。アマゾンで検索したところ、英語版は、もしかしたらこちらかも↓(アマゾンでは、画家についての表記がないので、間違っているかもしれません。拡大画像で見たところ、お名前がかろうじて確認できるような・・・ぎりぎりできないような、微妙なところです。ご存知のかた教えてください。)↓
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『Mary, An Ordinary Woman With A Special Calling (Men and Women in the Bible Series) (ペーパーバック)』 Scandinavia (2003/3/27)
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アマゾンフランスで検索したところ、最近では、『Fables Of Spiritual Wisdom, From Around The World (Relié) 』という作品のイラストを担当しているようです。≫ その他には、アンデルセンの『The Brave Tin Soldier』(1988)の挿絵があるようです。
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