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『パパと おはなし』 まど・みちお作 かわかみたかこ絵 国土社 2003年
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にちようびのパパはおねぼうさん。昼前にやっとおきたパパと、パパのところにとんでいったタロウが、あれこれパパの見た夢のおはなしを続けていくと・・・。
ペパーミントのようにさわやかで、とろけるような甘い色使いの、眺めているだけで嬉しくなるような絵本。耳に流れてくるほほえましいパパとタロウのおはなしは、もしかすると本当にこの前あったことみたいに、親しみやすくて夢いっぱいの物語。 国際アンデルセン賞作家賞受賞の、まど・みちおさん(1909-)の作品。
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きょうはにちようび。 パパがうちにいてうれしくてならないタロウは、おひるごはんちかくになってやっとおきだしたパパのところへとんでいって、パパとおはなしをはじめました。 「パパ、ねぼすけさんだね。あさごはんたべなかったね」 「いやいや、ほんとはたべたんだよ。ねているときゆめのなかでたべたのさ。おいしかったぞう」 「なんのおかず?・・・ゆでタマゴなかったの?」 「ああ、そうだった。ゆでタマゴもあった、あった」 ・・・
まるでこの前の日曜日に本当におしゃべりしたお話のような、身近で愛らしく、夢いっぱいのパパとタロウのおはなし。 パパが大好きなタロウと、タロウが大好きなパパの、キャッチボールのようにどんどん夢のお話のやりとりをしながら、新緑のように物語の枝葉をふくらませていく自由な物語に、子どもの無邪気な絵のような、かわかみたかこさんの、のびのびした絵がぴったり。 見ているだけで元気がでてくるような大胆な構図や、大海原の船旅の大冒険を思わせるたくましくてさわやかな雰囲気、甘いおやつのような色使い、親しみやすいクレヨンでのあどけないぬりあとも、おまけのようなペンでのこまかい書き込みも、子どもを夢中にさせるお楽しみがいっぱい。
こんな風に子どもとのおしゃべりをつなげて、時には子どもの想像力をかきたてるようにそっと話を向けてみたり、逆に子ども自身の自由な発想に驚いたり、時には自分自身の口からとびでた物語にびっくりしたりしながら、思っても見ないくらい不思議で楽しい物語に仕立てることができたら・・・なんて、大人もあこがれてしまいます。
ママがいて、パパがいる、なんでもない日曜日の、ゆっくりとぜいたくなおめざめの物語。 眠る前のおやすみのおはなしを描いた絵本はいっぱいあるけれど、こんなおはようのおはなしを描いた絵本は、何だか新鮮。
なお、かつて1981年にも、同じ国土社より、西川おさむさんのイラストで『パパとおはなし』(国土社、品切れ)が出版されていました。こちらのあっさりとした親しみやすいイラストも、夢がいっぱい。
かわかみたかこさんが、まど・みちおさんの詩集にイラストを添えた本には、『でんでんむしのハガキ』(理論社) があります。
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もしもおばけが・・・2 『おばけとあそんじゃお!』 石津ちひろ・作 かわかみたかこ・絵 あかね書房 2006年
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もしもおばけがあそびにきたら? あたしはきっとだいじょうぶ。 だってこんな風に遊んじゃうんだもん。 みてみて、あたしの新しいおともだち!
夢いっぱいのテキストとイラストで、こわーいおばけともおともだちになれちゃう絵本。 これなら、きっと毎日楽しいね!
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あたしはヒロミ だれとだもすぐおともだちになれるの もしもおばけがあそびにきたとしても、きっとだいじょうぶ!
もしもおおにゅうどうがあそびにきたら・・・
もしもこんなおばけが遊びにきたら、どうするどうする?を、楽しく明るくお茶目に描いた、元気いっぱいの可愛い絵本。 おばけたちとあんなこと、こんなことをして遊ぶ姿を想像するだけで、こわいのなんてふきとんで、わくわくしてしまいます。 じゃあもしも、今度はあのおばけが来たら、どうやってなにしてあそぼうか?なんて、次々と想像を広げていくのも楽しいですよね。
かわかみたかこさんの、甘い色使いの愛らしいおてんばさんの絵に、元気とじゃじゃ馬魂(?)がむくむくわいてきます。 無心な子どもの落書きのようでいて、まとまりのある華やかな色使いや、おもちゃばこみたいににぎやかで楽しいだけでなく、描きたいものを描きたいようにちゃんとおさめたレイアウトは、ぱっとみてわかりやすくて、じっくり見ても楽しい遊び心とお楽しみがいっぱい。人気が高いのも納得ですよね。
石津ちひろさんテキストの「もしもおばけが・・・」シリーズには、石井聖岳さんの魅力的なイラストの『おばけこわくないぞ!』(あかね書房) があります。セットでわくわくも2倍かも。
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『とこちゃんとおばけちゃん』 とこちゃんのえほん1 かわかみたかこさく・え フレーベル館 2003年 |
夢いっぱいのとこやのとこちゃんの、商売繁盛評判上々千客万来、まねきねこならぬまねきおばけの可愛いお話。 おばけの髪型だって、とこちゃんにかかれば、こんなにすてきになれるんですって! おしゃれさんでおしゃまさんの乙女心をくすぐる絵本。
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とこちゃんはとこやさん。 どんなかみがただっておまかせです。 それなのにおきゃくさんはさっぱりきません。 きょうもおみせでまちぼうけ。 そのときおみせのどあがちゃりんとなって、 「あの・・・、すてきなかみがたにしてほしいんです。おばけでもいいですか?」 はずかしそうなおばけの姿が。 「もちろんようございます!」 まちにまったおきゃくさんですものね! とこちゃんははりきって・・・
甘い色使いの軽やかな水彩のタッチで、のびのび可愛らしく描かれた、とこやのとこちゃんとおばけの絵本。 ふわふわの砂糖菓子みたいに、女の子の大好きなエッセンスをたくさんたくさんつめこんだ夢いっぱいのイラストに、乙女心うきうき。 とこやさんの目印のくるくるまわる看板(なんていうのかな)、あのイメージも、とこちゃんにかかれば、お洒落な帽子に大変身。 おばけちゃんだって、おばけちゃんだって・・・。 あれ、おばけちゃんって、髪の毛、どこだっけ?
さて、ここからがとこちゃんの、腕の見せ所でございますわよ! 「ようございます」なんて、ちょっぴり古風な言葉づかいも、なんだか新鮮でお茶目。
おきゃんなとこちゃんが大活躍の続編は、『とこちゃんのしゅっちょうひきうけます』(ポプラ社) 。
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のびのびのーん
ああ、気持ちいい。 おひさまのびのび、虫ものびのび、花ものびのび、心ものびのび。 頭でなく、身体で読むストレッチ絵本。 クレヨンと絵の具でしょうか、大胆無邪気に描かれた色鮮やかな愛らしい絵が、ページいっぱい、 のびのびのーん と叫んでいるよう。
親子でのびのび、ご一緒に。
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『たまちゃんの すてきなかさ』 かわかみたかこ 偕成社 2001年
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公園の池までお散歩に出かけたら、やっぱりあめのしずくがぽとん。でもたまちゃんは、ねこのちびのいうとおり、かさを持ってきたのです・・・たいへん、あながあいています! でもね・・・。
たまちゃんの穴あきのかさが、いっとうすてきなかさに変わった、すてきな秘密を読んでみて!
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「きょうはあめがふりそうだから、かさをもっていくといいよ」 ねこのちびにいわれたとおり、かさをもって散歩にでかけたたまちゃんが、ちびといっしょに歩いていると、ぱらぱらぱら・・・、雨が降ってきました。 たまちゃんがかさをひらいてみると、なんとそこには、まあるいあながいくつもあいていたのです。 たいへん! 困って軒下で雨宿りしているたまちゃんとちびの上から、ちいさなくもがやってきて、かさのあなのことを知ると、 「そんなことなら、ぼくにまかせて!」 そういうと・・・。
手描きのぬくもりあふれるほのぼのとしたイラストで、夢いっぱいのすてきな雨の日のお散歩を描いた可愛い絵本。 こんな方法で穴の開いたかさが見事に変身するなんて、アナタもわたしもびっくり、誰も思いつかなかった穴場的絵本(?)。 すばらしい思いつきと、その足をちょっとひっぱるいたずらな出来事の繰り返しも楽しくて、へこたれない陽気なみんなが頼もしい、水玉模様みたいに心弾んで、はねるしずくみたいに元気の出る絵本。 ほんとにいっとうすてきだよネ。
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